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山の話

2013–01–15 (Tue)
今日は、山に登ろう。

嫌なことがあったから、僕は、山に登るんだ。
いろんな事を背負ってしまったから、僕は、山に登るんだ。

山に登ると、少し落ち着くんだ。
僕と山は似てるからね。

だって、山もいろんなものを背負ってるから。
草や木、虫やタヌキ、人間が造った構造物さえも。

少しだけ気分が晴れたら、僕は、山を下りるんだ。
少しだけ背中が軽くなったら、僕は、山を下りるんだ。

だって、そうだろ?
僕が山に居たら、山の背中が重いから。

今日は、山を下りよう。

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中華料理とお母さんの話

2013–01–09 (Wed)
今日はどうしてもC町の中華料理店に行かなければならない。

その中華料理店に向かうのだが、中々到着できない。
行けども行けども、さっきと同じ交差点に出てくるんだ。

何故かはわからない。

しかも、その交差点には常にお母さんが立っている。
お母さんは僕に口うるさく告げるんだ。

「その店に行っても、会いたい人は待っていないよ。」

そんな訳はない、確かに約束したんだ。
だから僕はその店に向かっているわけだ。

重くなる歩を進めるが、いつまで経っても同じ交差点に出てくる。

何だか眠くなってきたな。僕はいつの間にか眠っていたんだ。

夢を見ている。

その夢の中でも僕は中華料理店に向かっている。
交差点にはやはりお母さんが立っている。
何か叫んでいるようだが何を言っているか聞き取れない。

なぜだろう、あんなに叫んでいるのに。

また僕は眠くなってきた。また夢を見たんだ。

その夢の中でも僕は中華料理店に向かっている。
交差点にはやはりお母さんが立っている。
今度は叫び声がはっきりと聞き取れる。

「お願いだから、早く目を覚ましてちょうだい!」

僕はびっくりして目を覚ましたんだ。
目を覚ますと、僕はお母さんの膝の上だったんだ。
目を覚ました僕にお母さんはやさしくこう言ったんだ。

「早く起きないと帰って来れなくなるよ。」

僕は起きているのに変なことを言うなと思っていたら、
お母さんは急にいなくなった。

あたりを見回すとそこはさっきの交差点だ。
今度は見知らぬおじさんが叫んでいるんだ。

「もうお前は帰れないよ」

僕は驚いて目を覚ました。
目を覚ますと、そこはやはりさっきの交差点だ。

そこには誰も立っていなかった。



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黒いポルシェの話

2013–01–07 (Mon)
ある夜、原付に乗ってコンビニへ買い物に行った。
普段通っている何でもない道だ。

僕は交通事故を起こしてしまった。

・・・寝てたのか?

僕は電信柱に激突してしまったと思った。
だが、そこにはベッコリとへこんでしまっている黒いポルシェがあったような気がした。

いや、僕は電信柱にぶつかったはずだ。
混濁した意識のまま逃げるように私はその場を後にした。

あくる朝、近所の主婦たちの立ち話を聞いてしまった。

「昨日、角に停めてある黒いポルシェが当て逃げされたそうよ。」

僕は電信柱にぶつかったと思っているが、きっとポルシェにぶつかったに違いない。
怖くなったので、地元のA町交番に行った。

「昨日、B町の小さな路地で電信柱にぶつかって、近くにあったポルシェに傷をつけて
 しまったかもしれないのですが・・・。被害届は出ていますでしょうか?」

すると、警官は記録を調べてくれた。

「そのような届出はありませんね。」

ホッとした感情もあったが、事故をしたのがB町なので、
B町の交番に行ったほうがよかったとかいろいろ悶々と考えていると、
僕は情緒が不安定になってきた。

まだ、主婦たちの噂話は続いている。
家の中にいても、罪悪感で心が押しつぶされそうだ。

結局、僕は心が壊れてしまっていた。


僕は入院することになった。


僕は入院して静穏な日々を過ごしていた。

だが、ある日、状況が一変した。

黒いポルシェの所有者が同じ病院に入院して来たのだ。
そして、なぜなのかわからないが、彼は僕が当て逃げした犯人だと知っているのだ。

彼はあの黒いポルシェがどれだけ特別なものかを僕に説明してくれた。

ボディは一枚の板から叩いて作ったフルエアロ。
エンジンは最高のエンジニアにチューンしてもらった。
その他にもいろいろ手を加えているそうだが、
途中から彼が何を言っているのか全く覚えていない。

要するに世界に1台しかない代物であることは間違いなさそうだ。

そして最後に、彼は僕にあの黒いポルシェを売ってしまった事を告げた。

僕はすぐさま土下座をして謝った。
こんなことで許してはもらえないとは思っている。
だが、僕には謝ることしか出来なかった。

しかし、驚くことに彼は僕を許してくれたのだ。

僕は放心状態になってその後のことを全く覚えていない。
いつの間にか彼は退院していた、どこに行ったのかもわからない。
ただ、彼は僕を許すためだけに来てくれたのかもしれない。


いまだ、僕は入院している。



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Kim

Author:Kim
元ヲタク化総本部所属 金星支部長
現在、しがない事務職
性別:男
年齢:40代

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